海水は特に危険!海でのお取り扱いにはご注意を!【スマホ修理工房イオンモール福岡店】スマホ修理工房
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海水は特に危険!海でのお取り扱いにはご注意を!【スマホ修理工房イオンモール福岡店】2024-06-23 [投稿店舗]:スマホ修理工房 イオンモール福岡店 スマホ修理コラム,
海水で水没したスマートフォン
スマートフォンの水没事故はよくあるトラブルですが、海水で水没した場合は特に深刻です。海水は真水とは異なり、塩分やミネラルを多く含んでいるため、スマートフォンの内部にダメージを与える可能性が高くなります。このコラムでは、海水で水没したスマートフォンの修理方法と注意点について解説します。
1. 初期対応が鍵
海水に落とした直後の対応が、スマートフォンの修理成功率を大きく左右します。以下のステップに従ってください。
- 電源を切る:まず、スマートフォンの電源を即座に切ります。通電している状態で内部に水が侵入すると、ショートや回路の腐食が進行する恐れがあります。
- SIMカードやメモリカードを取り出す:電源を切ったら、SIMカードやメモリカードを取り出し、これらを別途乾燥させます。
- 外部ケースを取り外す:可能な限り、ケースやカバーを外し、スマートフォンの内部が少しでも早く乾燥するようにします。
2. 海水の影響を軽減する
海水は非常に腐食性が高いので、すぐに真水で洗浄することが重要です。
- 真水で洗浄:海水が付着した部分を真水で洗い流します。これにより、塩分がスマートフォン内部に残るのを防ぎます。ただし、このステップはリスクを伴うため、自信がない場合は専門業者に依頼するのが安全です。
- 乾燥:洗浄後は、乾燥させることが必要です。自然乾燥が基本ですが、ライスボックスやシリカゲルを使用すると効果的です。電子レンジやドライヤーなど高温の乾燥方法は、内部パーツにダメージを与える可能性があるため避けてください。
3. 専門業者への依頼
一連の初期対応を行った後は、できるだけ早く専門業者に修理を依頼することをお勧めします。海水によるダメージは、時間が経つほど進行するため、迅速な対応が重要です。専門業者は、内部の洗浄や必要なパーツ交換を行い、スマートフォンを正常に復旧させるための適切な手段を持っています。
4. 修理後の注意点
修理が完了した後も、以下の点に注意してください。
- 定期的なバックアップ:修理後もスマートフォンの内部に潜在的なダメージが残っている可能性があるため、定期的なデータバックアップを行うことが重要です。
- 防水ケースの使用:今後の海水事故を防ぐために、防水ケースの使用を検討してください。これにより、スマートフォンの水没リスクを大幅に低減できます。
- 早期の買い替え検討:修理後も動作に不安がある場合は、早めに買い替えを検討することも一つの選択肢です。新しい機種は防水性能が向上しているものも多く、安全性が高まります。
┗防水ケース使用で、水没修理依頼が殺到してます!使い方を知らないと大損に?!
本日お越しいただいたお客様も防水ケースの誤った使い方をしてしまい、また水没後暫く時間が経っていたこともあり、内部基盤が溶けたり腐蝕していたりと手遅れ状態になっておりました。
(※下記参照)
スマホ用防水ケースを扱う上での注意点
1. 適合性の確認
- 機種対応:防水ケースが自分のスマートフォンの機種に対応しているかを確認します。サイズやカメラの位置などが合わない場合、防水性能が低下する恐れがあります。
- 使用用途の確認:防水ケースは製品ごとに耐水深度や防塵性能が異なります。プールや海での使用、ダイビングなどの用途に応じた適切なケースを選びましょう。
2. 使用前の点検
- ケースの検査:使用前に防水ケースに破損や劣化がないかを確認します。シール部分にひび割れや異物がある場合は使用を避け、交換を検討します。
- 密閉度の確認:防水ケースを購入した際、初めて使用する前に、ケースを閉じた状態で水中に入れて気泡が出ないか確認しましょう。スマートフォンを入れる前にテストすることで安心して使用できます。
3. 正しい取り扱い
- 適切な閉じ方:ケースを閉じる際、しっかりと密閉されているか確認します。ジッパーやクリップが確実に固定されていることを確認し、隙間がないようにします。
- 異物の除去:ケースにスマートフォンを入れる前に、ケース内部やシール部分に砂やホコリなどの異物がないか確認します。異物があると密閉度が低下し、防水効果が損なわれることがあります。
4. 使用中の注意
- 過度な衝撃の回避:防水ケースは耐水性能を持っていますが、過度な衝撃には耐えられないことがあります。高所からの落下や強い圧力をかけることは避けましょう。
- 高温・低温環境の回避:極端に高温または低温の環境では、防水ケースの素材が劣化しやすくなります。特に炎天下の車内や冷凍庫内などに放置することは避けてください。
5. メンテナンス
- 使用後の洗浄:使用後は真水で洗い、塩分や砂などをしっかりと落とします。特に海で使用した場合は、塩分が残ると防水性能が低下することがあります。
- 乾燥と保管:洗浄後はしっかりと乾燥させてから保管します。湿気が残ったまま保管するとカビや劣化の原因となります。乾燥した状態で風通しの良い場所に保管することが重要です。
6. 定期的なチェックと交換
- 劣化の確認:定期的に防水ケースの状態をチェックし、劣化や損傷が見られる場合は新しいケースに交換することをお勧めします。防水性能が低下したケースは、スマートフォンを守ることができません。
まとめ
海水で水没したスマートフォンは、迅速かつ適切な対応が必要です。海水で水没したスマートフォンの復旧成功率は10%未満とのこと。初期対応として電源を切り、真水で洗浄した後、乾燥させることが重要です。その後、専門業者に修理を依頼することで、スマートフォンを復旧させる可能性が高まります。再発防止のために防水ケースを使用し、定期的なバックアップを行うことも忘れずに行いましょう。