【Android修理】GalaxyとAQUOSとXperia修理したら奥が深すぎた!スマホ修理工房
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【Android修理】GalaxyとAQUOSとXperia修理したら奥が深すぎた!2022-06-28 [投稿店舗]:スマホ修理工房 川崎日航店 修理日記, Xperia, 画面交換, スマホ修理, AQUOS, Galaxy, バッテリー交換, スマホ修理 川崎, スマホ分解方法,
こんにちは!スマホ修理工房 川崎日航店でございます!(^○^)
早いもので6月も終わりを迎えようとしています。1年も折り返し…
後半は特にあっという間に過ぎて終わってしまうような気がします…
しかも今年は観測史上初と言われる暑さが6月から到来。熊谷ではまだ6月だというのに39度を観測するという、異例の事態となっています…!
某流行り病は未だ収束しておらず異例に異例が重なってえらいこっちゃですが、熱中症対策最優先で気をつけていきましょう!
さて、暑さほとばしる中、当店では相変わらず様々なAndroidスマホを修理していますよ〜!
今回はメーカー違いで3種類、分解工程をご紹介していこうと思います!
目次(項目タップ or クリックで飛べます!)
それぞれ構造も全く違えば、注意すべきポイントも異なります。
こんなふうに修理してるんだ〜、と理解を深めていただけたら嬉しいです!
SAMSUNG Galaxy S20 5G(SC-51A) 画面交換修理
まずお預かりした時点での状態がこちら。
画面が割れたことにより、液晶の下半分が完全に映らなくなってしまっていますね。
最近のOLEDパネル搭載のスマートフォンは、落とした衝撃で画面全体完全にブラックアウトしてしまうパターンが多く見受けられますが、今回は半分生きておいでですね。
タッチも全く効かず、電源も切れない状態でしたので早急に分解してバッテリーのコネクタを抜きたいところ。
早速分解していきます。
Galaxyは大抵バックパネルから分解します。
バックパネルはガラス製で割れやすい素材をしているので要注意!
ヒビが入らないように熱で粘着を弱めながら慎重にはがしていきます。
続いてねじ止めを外し、覆いかぶさっているプラスチックなどを外します。
これが取れればバッテリーのコネクタを外せますよ!
無事に通電を切ることができました。
続いて下部分のラウドスピーカー部分を外しました。ドック基盤が見えていますね!
もしやこれも分解するのかとよぎったそこのアナタ!ご心配無用です、今回は関係ありませんよ!
この機種のディスプレイのケーブルはラウドスピーカー下から基盤に繋がっています。
Androidスマホでよくある、バッテリーを外さないとディスプレイのケーブルに出会えないという構造。それだと一手間かかるので、この造りは何気に親切設計!
はい!画面も剥がしました!
OLEDパネルは画面全体が接着されていて、一度剥がしたらもう二度と使えない構造となっています。
オレンジ色の部分が全て接着されているんです。
新しいディスプレイのパーツを仮付して動作に問題ありませんでしたので、逆の手順を踏んで組み上げ。
画面とバックパネル両方をしっかり圧着する必要があるので、半日ほどクリップで挟んで修理完了となります!
SHARP AQUOS R(SHV39) バッテリー交換
AQUOS Rは頻繁にバッテリー交換のご相談をいただいています。
2年くらい前までは、SHARP製の修理用パーツは手に入らず修理不可でしたが、ここ1年くらいでかなり普及しました!
とはいえまだまだ手に入らないパーツが多いですが、バッテリー交換は可能領域が広がってきていますので、ご希望の場合は一度お問い合わせください!
さて、早速分解していきます!
今回はバッテリー膨張ということで、バックパネルの一部が開いているような状態でした。
バックパネルから分解する構造ですので、開きかけたスキマから慎重にバックパネルを剥がします。
パンパンに膨れたバッテリーが見えますね…
AQUOS Rの構造は非常にシンプルです。
ネジを4つ外すとプラスチックのブラケットが外れるので、バッテリーのコネクタを外します。
膨張したバッテリーはちょっとした衝撃で発煙したり、非常にデリケートな危険物。
この機種のバッテリーテープはそこまで粘着が強くないので、衝撃を加えないように持ち上げて取り外します!
あとは新しいバッテリーを仮付けし、ちゃんと蓄電できるかどうかをチェック。
今回も無事問題ありませんでしたので、逆の手順で組み上げ、しっかり圧着して修理完了です!
SONY Xperia XZ1(SO-01K) バッテリー交換
こちらの機種は分解工程が少々厄介な構造となっています。
分解箇所が多いとかそういう事ではないのですが、慎重に作業しても不具合の起こりやすい構造をしているので要注意ですよ!気をつけてください!
Xperia XZ1はフロントパネル側から分解します。
この、画面側から分解するというのが非常に厄介なポイントなんですよねぇ…
SONYのスマートフォンはこの構造がよくあるのですが、慎重に作業してもタッチ不良が出たり、線が入ったりしてしまうような超繊細な構造です。
注意すべきポイントは熟知していますので、「極力触らない」をモットーに、ベゼルの太い部分を中心にトランプなどの厚紙を差し込んで粘着を切っていきます。
両サイドは2mmくらいしかベゼル部分がないので、0.5mmくらいトランプを挟んでスライドさせるイメージ。
上下の太い部分の粘着が取れてくれれば、両サイドをがんばらなくても安全に分解ができます。
ということで無事に画面が取り外せました!
今回はタッチ不良も線が入ることもなく、見事完璧でした!(パチパチ!!)
XperiaXZ同様のヒートシンクプレートのねじ止めを外し、取り外すとバッテリーがお目見えします。
バッテリーはすぐに取り外せる位置にありますが、下部のラウドスピーカーを外すとスキマができるので作業しやすいです。
また、Xperiaのバッテリーテープは非常に取れにくい厄介な素材で有名ですが、こちらはそんなことなく少し持ち上げると剥がれてくれるので優秀です!
キレイに取り外せました!
新しいバッテリーとディスプレイを仮付けし、ちゃんと蓄電できるか、画面に問題はないかをチェック。
今回無事にオールクリアでした!素晴らしい!ということで組み上げて圧着。無事に修理完了となりました!
ということで、今回はメーカーの違う3機種のAndroidスマホの修理分解工程をお届けいたしました!
これを見て、「よし!自分でやってみよう!」という方は多くおられないかと存じますが、昔のガラケーの電池パックのように、「ペッ!と蓋外しーの、ペッ!と電池取りーの、新しいの入れて完成ドヤァ…!」という訳にはいかない事をお分かりいただければそれだけで嬉しいです。
また面白い分解工程などあったら都度更新してまいります!
今回も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!
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