【宇宙最速レポート(かも)】OPPO Reno7A修理&ROG Phone5 ultimate分解してみた!スマホ修理工房
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【宇宙最速レポート(かも)】OPPO Reno7A修理&ROG Phone5 ultimate分解してみた!2022-07-14 [投稿店舗]:スマホ修理工房 川崎日航店 修理日記, 川崎市, OPPO 修理, ROG Phone 修理, 川崎 スマホ修理, スマホ修理 分解, oppo reno5A, ROG Phone5 ultimate,
こんにちは!スマホ修理工房 川崎日航店でございます(^∇^)
7月後半に入り、天気予報を見ると先々まで32度、33度…、、34度…!?と目を疑いたくなるような天気予報が目白押しとなっております。
皆さま、暑さ負けせずご無事で生活されておられるのでしょうか?
当店は本日も冷房の効いた、涼しい店内で営業中ですよ♩
ここ最近はこの暑さがトリガーとなっているのか、バッテリー膨張の修理のご依頼が多くなってきていますが、ちょっと珍しい機種の修理もちょこちょことご依頼いただいています。
ということで今回は、ちょっと珍しい機種の修理分解工程をひとつ、そして発売されたばかりのスマホの修理分解工程を写真たっぷりでご紹介させていただきます!!
今回修理したのはこちらの2機種。
- ROG Phone 5 Ultimate
- OPPO Reno7 A
XperiaやGalaxyのようなメジャーな機種ではなく、分解も複雑なので修理店によってはそもそも修理の取り扱い自体がないケースも多いROG Phone。
そして、2022年6月23日に発売されたばかりのOPPO Reno7A。
OPPOに関しては、分解工程を調べてもまだ全くヒットしない状況ですので当店が宇宙最速レポートとなるかもしれません…!
今回も、ふーん大変だね〜、と他人事で眺めていただければ幸いです!ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
■目次(項目タップ or クリックで飛べます!)
ROG Phone 5 Ultimate 画面交換修理
当店ではROG Phone初代、2、3、4とこれまで修理のご依頼をいただいておりましたが、ついに5 Ultimateも分解し、全制覇するかたちとなりました!(?)
どの世代のROG Phoneも分解工程が難解で、画面交換をしようものなら基本的には全分解。
基板に繋がる数々のコネクタ、アンテナ、小パーツを外しに外しまくってパーツ交換、元に戻すのも一苦労…というのが印象です。
ということで覚悟のうえ、今回ROG Phone 5 Ultimateをお預かりしたのですが、開けてびっくり見てびっくり。
構造の様子が少々おかしいです…
どういうことですか、上からカメラ、バッテリー、基板、で、またバッテリー、スピーカーゾーン…
地層じゃないんだからそんなに何層にもしなくていいじゃないか…
よくよく調べてみると、上の基板を外す→下のバッテリー外す→スピーカーゾーン外す、という分解工程のようです。
(これ、分解するはいいけど元に戻せるかな♩)と思いつつ、これまでの修理経験からの知識を頼りに分解開始していきます!
基盤は上下かぶさるようなかたちでこれまた2層になっていました。
1枚目の写真で見えていた部分にもいくつかアンテナなど繋がっていましたが、主に下になっていたメイン基盤に数々のコネクタやアンテナが繋がっていました。
水色の部分はグリスです。しっかりと塗ってありました。
一番下のスピーカーなどのパーツゾーンも外し、下のバッテリーの粘着を剥がしました。
画面のケーブルはこのバッテリーの下から伸びている様子だったので、スピーカーは外す必要あるかな?と思いながら念のため外しました。
が、結果的に画面交換するには外さなくてもできたように思いますね。
これだけバラバラにしていると、もうどうせバラバラなんだからと思ってしまう癖が出ます。
無事に画面のケーブルを発見できましたので、ひっくり返してパネルを剥がしにかかります!
これは特に難なく剥がせました!
あとは画面の仮付をして問題なければ組み上げ…なのですが、この構造上仮付なんぞできないので、先に粘着両面テープを本体に貼っておいて、バラバラな状態から元の状態に組み上げ。
そして動作チェック。…、、見事、画面つきました!(全身全霊のよかったぁぁぁ…!!)
ということで両面テープの表面を剥がして本体と圧着。
全て元の状態に組み上げて完了です!
とにかくバラすパーツ、外すネジ、コネクタ、アンテナの数が多いので、A4版の紙に端末の図を書いて、外した場所に全てテープで貼り付けて元に戻せるよう管理していました。
分解難易度かなり高いので、経験豊富な修理屋さんに依頼しましょう!
OPPO Reno7 A 詰まったSIMカード取り出し作業
こちらは使い始めにSIMカードを挿入しようとしたらSIMトレーから落ちて中に詰まってしまった、それを取り出して欲しいというご依頼でした。
こういった案件は正直うまく取り出せるか、100%の保証はありません。
SIMトレーは基板内部のSIMスロットに繋がっており、つまり基板の内部に詰まってしまったものを取り出すという作業になります。
うまく取り出せたとしてもSIMスロット内部が傷ついてSIMカードが反応しなかったり、物理的にギチギチに詰まって取り出せないなど、端末の構造によってうまくいかない場合もございます。
今回は発売したてで分解工程も調べる術のない端末ということもあり、チャレンジというかたちで承りました。
背面から分解するのであろうという予測をたて、温めながら慎重にトランプで粘着を切開していきます。
こちらの機種のバックパネルはフニャフニャの紙のような素材でした。よくあるガラス製のように割れやすい素材ではないので、逆に分解はしやすかったです。
割と難なく分解開始できました!
中の構造もよくあるAndroidスマホのつくりです。
まずはネジを外してブラケットを外し、バッテリーのコネクタを抜く。いつもの流れです。
SIMスロットは向かって右側、とにかく基盤を浮かせるか外すかしないといけません。
基板についているカメラやアンテナ、コネクタをとにかく外して基板を持ち上げます。
案外簡単にここまで来ました。ピンク色の部分はグリスです。
SIMカードがSIMスロットの隙間から見えたのでこのまま抜き取れるか試しましたが難しく、基板を完全に外して細いピンセットを駆使して…
5分くらい格闘して、無事SIMカードが取り出せました!(パチパチ!)
と、皆さまお気づきですか…?このSIMカード、SIMカードの周りのくり抜くべき部分がついたままの状態です。
どうやらこのままの状態でSIMトレーに押し込んでしまった様子。SIMスロットにガッチリ奥までハマっていましたが、無事に電波も立って使える状態でした。
これで使えなかったら買った直後に相当ショックですよね…、、とにかく今回はうまく取り出せて良かったです!
次回よりお気をつけいただければと思います!
ということで今回はレア度高めな修理工程をご紹介してまいりました。楽しんでいただけましたでしょうか!?
また随時修理屋さんの裏側をお届けしていけたらと思います!
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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