PS Vita PCH-2000 スティック交換修理スマホ修理工房
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PS Vita PCH-2000 スティック交換修理2021-09-12 [投稿店舗]:スマホ修理工房 川崎日航店 修理日記, ゲーム機修理, ゲーム機, PS Vita, PS Vita修理, スティック, スティック修理, スティック交換,
みなさん、こんにちは!
スマホ修理工房川崎日航店でございます!
今回も修理日記をご覧いただき、ありがとうございますm(_ _)m
いきなりですが、みなさんはゲームはお好きですか?
昨今は“おうち時間”の浸透もあり、
巣ごもりの暇つぶしとしてゲームを選ぶ人が増えているみたいですね!
筆者は元からゲーム好きなので、ゲームを遊ばない日はありません。
そんな人間からしますと、ゲーマー人口が増えたようで嬉しく思います(^o^)
余談はさておき、今回はゲーム機の修理について書かせていただきます。
ご依頼は
「PS Vita PCH-2000 スティック交換修理」
でございます!
お客様のご申告では、左スティックが反応しなくなってしまったとのこと。
事前にお電話でお話を伺った際には、
「上下方向に反応しない」ということでしたが・・・。
実際にご来店いただき拝見すると、上下にも左右にも反応しなくなっていました!
このままではゲームが遊べません。
さっそく修理していきましょう!
こちらが今回お預かりしたPS Vita PCH-2000です。
このお色は「アクア・ブルー」で、PCH-2000シリーズ最後に発売された追加色なんですよ。
ちなみに筆者の所持機はピンク/ブラックです(^o^)
本体背面・下部、ケームカードスロットの中に合わせて7つのネジがあります。
ネジをすべて取り、背面パネルを浮かせて慎重に外すと分離出来ました!
背面パネルを分離した段階では、まだ本体と細いケーブル1本で繋がっているので
引っ張ってしまって千切れることのないように十分な注意が必要です。
この緑色のパーツは「サブ基盤」です。
ここに繋がっている薄いケーブルをそっと外していきます!
「ラッチ」と言って、細い隙間に挟んで通すようにして接続されています。
カチッとハマる感覚がないのでわかりづらく、少々やっかいな端子です・・・。
本当に薄いケーブルです。
無事外せたら、丸で囲ったネジを取っていきます!
サブ基盤を少しずつ上に持ち上げるようにして、
その下にあるスティックを見えるようにします。
無理に引っ張ってサブ基盤を割ってしまったら一巻の終わりです。
引っかかっているツメを外すような感じでゆっくり開いていきます。
中が見えました!
丸で囲ったパーツがスティックです。
こちらは裏側から見ている状態なので、
向こうの表側にスティックが飛び出している格好になります。
ところで、ゲーム機の修理ではスティック故障のご相談がとても多いです。
みなさんはなぜだと思いますか?
普段からゲームを遊ばれる方は、直感的にわかりますよね!
スティックは、ゲーム内のキャラクターを操作するなどで非常によく使う部分です。
ゲーム内容によっては、かなり激しく動かすことも当たり前です。
夢中になるあまり力んだりして大きな負荷がかかってしまい、
次第に誤作動を起こしたり壊れたりしやすくなってしまうんですね。
話を戻して、修理の続きを見ていきましょう!
こちらのネジを1本取るだけで、スティックを外すことが出来ます!
ネジの対角線上には、先程外しておいた薄いケーブルも見えますね。
このケーブルとサブ基盤が繋がっていることによって、
スティックがスティックとして認識されている仕組みなんですね。
この後は、新しいスティックをハメ込んでネジをとめ、
ここまでにご紹介した工程の逆の手順を踏んでいくだけです!
文字と写真だけで見ていると簡単に思えるかもしれませんが・・・。
サブ基盤に触れる時やケーブルを繋げる時は引き続き注意が必要です。
Lボタン、Rボタンは引っかかっているだけなので、
最初に背面パネルを分離した時に自然と外れます。
PS VitaのLボタン、Rボタンの押し感ってちょっと癖になりませんか?
筆者だけでしょうか?(^o^)
スティックやサブ基盤の組み上げが終わりましたら、
背面パネルと本体をケーブルで繋ぎ直します。
このケーブルも「ラッチ」となっています。
とても薄いケーブルを引っ張りすぎて千切らないようにしながら、
なおかつ細い隙間にうまく差し込むのには非常に難儀します・・・。
すべてのパーツを組み上げ、ネジをとめ、ケーブルも繋ぎましたら、
いよいよパネルを被せて閉じていきます!
ゴミなどが挟まっていたり、ネジをとめ忘れたりなどのないよう、
よく目視確認してから閉じます。
力を入れすぎて割ったりしないように、閉じる際もゆっくり慎重に閉じます。
最初に取った7つのネジをとめ直したら・・・。
これで組み上げが終わりました!
電源を入れて、動作確認を必ずします。
スティックは無事に動くようになっていました♪
故障が直って本当によかったです!
最後になりますが、
ゲーム好きの筆者からみなさんにお願いです。
ゲーム機は精密機器です。優しく取り扱いましょう!
熱中して遊んでいると力の加減をしづらくなる気持ちはよくわかります・・・。
ですが、なるべくリラックスしてプレイしましょうね!
ボタンもスティックも、軽い力で動作するように作られているものです。
感情的になってゲーム機を叩いてしまい、
起動が出来なくなってしまったというご相談も受けたことがありますが・・・。
それは本当によくないのでやめましょうね(^o^)
ゲームは楽しく安全に、適度に遊びましょう!
今回の修理日記は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
・・・ちなみに、PS Vitaはもう製造終了してるって知ってましたか?
次回の更新もお楽しみに(^o^)